2012年12月21日 / 2025年3月21日 更新
BNN村田様よりいただきました。ありがとうございます。
おもしろさに約一日で読み終えました。この本の特徴は、
と「クリエイティブ・コーディング」への入り口として最適な本であると言えるでしょう。高速に計算できるMacbookAirを10万円で買えて、Processingを無料で使えて、本書を参考書にできる、いい時代になったなぁと思います...。
「円を描く間違った方法」という章があります。Processingではellipse関数を使えば1行で簡単に円を描画できますが、本書では円の定義(平面上のある点から等しい距離にある点の集合)に立ち返り、その定義の一部をほんの少し崩すことによって、生成される円のカタチを変化させていきます。我々が目にするジェネラティブアート作品は、その見た目の複雑な構造から非常に難しい作成方法をイメージしがちですが、実はこの章で書かれてるように、シンプルな数式に小さな工夫を積み重ねているだけだということが理解できるでしょう。
本書でも紹介されている「カオス - 新しい科学をつくる(ジェイムズ・グリック著)」を本棚から取り出して読みなおしています。この冬休みはProcessingでフラクタルの世界を探求するつもりです。